このアプリについて

バーチャル書店『みんなで本屋さん(仮)』

このアプリはリアル書店で本を買う時のような体験をバーチャル空間に落とし込むことを主な目的として、現在AMAGAMIが個人開発中の3Dアプリケーションです。

リアル書店のよさ

新しい本との出会い

欲しい本があるとき、Amazonや楽天を使ってネットで手軽に本を買うことができます。僕自身、よく本をポチッと買っています。

そんなオンラインショッピングが当たり前になった今でも、僕はふらっと街の本屋に立ち寄ることがあります。ふと、なぜなのか考えてみました。

するとあることに気づきました。まだ存在も知らない、面白い本、学びがある本に新しく出会いたくて、本屋に立ち寄っているのだと。

本屋
開発中画面
従来のオンラインショッピングとは異なる体験を

圧倒的な一覧性

Amazonや楽天でのオンラインショッピングは検索性に優れていて、目的のものが決まっている時はとても便利です。

しかし、ユーザーの興味に最適化するシステム(レコメンドエンジン)が当たり前になった現在、表示されるのは興味のある本や、ベストセラーに偏ってしまっています。

そこで、リアル書店のようにジャンルごとに雑多に本を並べることで、ユーザの興味によらない、新しい本に出会える空間を作れないか試してみることにしました。

メタバースの前段階として

アプリがターゲットとする層

昨今『メタバース空間』でのショッピング体験が進みつつあります。同人誌などの分野では、メタバース内で書籍を買うという体験も既に作られています。

しかしながら、しばらくの間はメタバースやVRなどの技術に深く興味を持っている方たちが利用するものに留まるものと考えています。一般的なものとしては広がるまでには、まだまだ時間がかかるでしょう。

そこで、このアプリが提供するのは「Amazonなど従来のオンラインショッピング」と「メタバース空間でのショッピング」の中間にあたる「3D空間ではあるけど、PCのマウスやスマホ/タブレットの操作だけで完結するショッピング体験」です。本の購入についても、アプリ内ではなくAmazonで行っていただきます。

このようにすることで、従来のオンラインショッピングに慣れている方たちに対して、メタバースの前段階となる体験を届けていこうと考えています。

将来的に、メタバースやVR対応も検討しています。開発のスタート地点にあたる現在では、オンラインショッピングで本を買う体験に、リアル書店の良さを落とし込んでいくことを中心に力を入れて開発しています。

なぜ『みんなで本屋さん』?

ユーザー側で自由に本棚を作れる機能を

棚ごとに別々のオーナーがいて、おすすめ本を販売する『シェア型書店』から着想した「ユーザーによる本棚の作成機能」を開発中です。

参考)シェア型書店 – https://jibunmedia.publishers.fm/article/25651/

アプリのデフォルト機能としては「街の本屋さん(現状のアプリ画面がこのイメージ)」「イチオシ本を中心としたセレクトショップ」「品揃え豊富な都会の大型書店」「古本屋」などのテーマで書店タイプを選んで本を探せるようなインタフェースを提供する予定です。

といってもアプリがAmazonから本の情報を取得している関係上、これらの品揃えはAmazonでのセールスランキングや、レビュー数の影響を大きく受けたものになってしまいます。

そこでユーザー側のおすすめ本で本棚を作成してシェアできる機能を入れ、Amazonとは違った切り口での本探しができるようなアプリに仕上げたいと思っています。

この機能の試作バージョンとして『開発者おすすめ本コーナー』もご覧いただけます。このような本棚をユーザー側で作成してもらえるようにする予定です。

人気の本棚を作ってくれたユーザーに対してどのような恩恵を持たせることができるかは、検討中です。

試作段階から公開する理由

立ち読みできないデメリットを超えられるか

本という商品はAmazonから取得したデータを使って3D化することで大まかな商品イメージ(表紙やタイトル・厚さ等)は伝わるので、開発ハードルもそれほど高くなく、3D空間でのショッピング体験との相性が良いと感じています。

しかしながら、現状では最大のデメリットとなる「立ち読みできない」という問題があります。そのため、リアル書店とまったく同じ機能をアプリに持たせることはできません。

そこでアプリのコア機能である「3D空間に本が並んでいる一覧性の高い画面」に価値を感じてもらえるかどうか、まずはテストしてみることにしました。現在公開しているのは「アルファ版」という試作バージョンです。

試作版の間も、アプリ経由で本をAmazonにて購入して頂くことで収益が発生します。それを元に収益性について検討し、サーバの維持コストが高くなると想定される機能をどれくらい入れるかなど、判断していきたいと考えています。

このプロジェクトを応援したいと感じて頂けた方は、ぜひ本の購入にアプリの試作版をご利用頂ければ幸いです。それが一番の励みになります!

試作版も随時アップデートをかけていきます。今後の対応予定についてはページ下部のロードマップをご覧下さい。

Roadmap

ロードマップ

◆ Web-β1 v0.2 – 2023年7月完成予定

  • ピンチイン/アウト操作の対応
  • 本を取り出す演出
  • 背景の更新
  • アプリの安定性向上

◆ Web-β2 v0.3 – 2023年8月完成予定

  • 本の表紙画像から多く使われている色を抽出して、背表紙の色を決める
  • 本 / 本棚などの3Dモデルを更新
  • 背景 / 照明効果の品質向上
  • 本の詳細画面では、表紙以外の画像も見れるようにする(Amazonから取得できるもの)

◆ Web-MVP v1.0 2023年9月完成予定

  • アプリへの接続やサーバの安定性向上
  • 本のデータ更新を毎日自動で行う(現在は手動で実行)
  • 本の表示について修正を申し立てるフォームの用意(色やサイズなどが実物と異なりすぎる場合に、読者、出版社、著者などが申請できるようにする)

◆ iOS/Android版 – 2023年10月リリース予定

  • ユーザー側で本棚を作成できる機能(iOS/Androidアプリからのみ作成可能。Web版は閲覧のみ)
  • モバイルアプリ向けの表示最適化
  • ストアリリースに必要なストア画像等の用意

◆ iOS/Android版アプリリリース後のアップデート対象

  • 人気書以外に、発売されたばかりの本も表示優先度を上げる
  • ジャンルごとの売れ筋 / 新書コーナー
  • 品揃えを選択できるようにする(イチオシ本を中心としたセレクトショップ / 町の本屋さん / 都会の大型書店)
  • 古本の対応(現在は新品のみ。上記の品揃えに古本屋も加える)
  • ソフトカバー・ハードカバー等の情報を見た目に反映する
  • 本やジャンルによってフォントを使い分ける
  • Kindle版のありなしを設定できる(Kindle版がある本だけ表示できる等)
  • KindleUnlimited / Audible対応かどうかの表示を入れる
  • 本棚の表示をジャンルごとに特化したものにする(実用書 / 雑誌 / 小説 / 漫画)

◆ アイデア段階

  • ネイティブ広告(本棚の間などを使って、リアルと同じようなイメージで3D空間上に広告を掲載する)
  • VR版
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